データ入力代行（データエントリー）入力作業代行サービス 株式会社イーアールエー

アウトソーシング導入を成功させている企業は、導入の目的に共通点があります。今回は、アウトソーシング導入で成功している企業の目的を3つ挙げて、アウトソーシング導入を成功させるコツをお話しします。

コスト削減は、アウトソーシング導入の定番の目的です。コストには、固定費と流動費の2種類があります。固定費は、売上に関係なく定期的に発生する費用です。社員に支払う給与や工場の家賃などが固定費になります。一方の流動費は売上によって変動する費用です。製造に必要な材料費などが変動費になります。アウトソーシングする外部業者に支払う費用も変動費になります。 固定費は、売上が減っても支払うべき費用のため、売上に波がある場合は固定費が経営を圧迫するリスクがあります。一方の流動費は売上が減れば比例して減らすことができます。つまり、固定費を流動費に置き換えることは単にコスト削減するだけでなく売上が減ったときのリスク管理にもなるのです。 人材が足りないとき、新しい人を雇えば固定費が増えます。しかし、足りない分だけアウトソーシングすれば流動費として対応することができます。アウトソーシング導入で成功している企業は、固定費を増やさないことを目的としている傾向があるのです。

アウトソーシングのメリットは、必要な人員と人材を手間なくみつけられることです。直接雇用するためには、人事担当者の目で相手を見抜かなければなりません。万が一、採用してから「思っていた人材ではなかった」と思っても、簡単に解雇することはできません。しかし、アウトソーシングならば「その道のプロである」ということが大前提としてあります。また、必要なときに必要なだけの人員と人材を確保できることも大きなメリットです。 アウトソーシング導入で成功している企業は、欲しい人員と人材像の具体的なイメージがあり、そのイメージにあった外注業者や人をみつけています。

アウトソーシング導入で成功している企業は、アウトソーシングを「業務の補てん」として利用するだけでなく、既存能力を拡大させるツールとして活用しています。 例えば、ある製品の製造に長けた中小企業があります。製造した商品の受注から発送まで、社内で行っていましたが、受注量の急増により発送が遅れがちになりました。そこで受注と発送業務をアウトソーシングすることにします。今までは、国内からの受注にとどまっていましたが、アウトソーシングした外注業者は海外からの受注や発送にも対応できるノウハウを持っていました。そこで、アウトソーシングした外注業者と協力して海外からの受注も受け入れることにします。受注と発送業務をアウトソーシングしたことでできた余力を製造にあてることができるようになりました。アウトソーシングを活用したことで、既存能力を拡大し、新たなビジネスチャンスをつかむ可能性もあるのです。 アウトソーシング導入で成功している企業は、業務を外に出すことだけを目的とはしていません。アウトソーシング導入によって、さらに事業拡大することまでを目的にしています。

アウトソーシング導入の目的は変わりつつあります。少し前までは、アウトソーシングは「あふれた業務をやってもらう場所」でした。しかし今は、アウトソーシングはツールの一つであり、活用することでより会社のサービスや業務を拡大させることが目的になっています。つまり、アウトソーシングが企業戦略のひとつになっているのです。 それだけにアウトソーシングをする外注業者選びは重要になっています。単に「渡した仕事をそつなくやってくれる業者」ではなく、パートナーとしてともに仕事ができる業者を選ぶことが必要になります。 アウトソーシング導入で成功している企業に共通している点は、アウトソーシングを受け皿ではなくパートナーとして活用していることです。アウトソーシングを新たなパートナーとして導入してみてはいかがでしょうか。